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日本語の音声をウクライナ語の文書に!イグアスの自動翻訳サービスが凄い

【川崎】イグアス(川崎市幸区、矢花達也社長)は21日、子会社のアルファー・コミュニケーションズ(東京都中央区)を通じ、日本語の音声をウクライナ語の文書に自動翻訳する無償サービスを始めたと発表した。スマートフォンなどに日本語で話しかけると、ウクライナ語の文書に変換して表示する。ウクライナ避難民に対する意思伝達の一助になればと期待している。

同子会社が本格的な事業化に先立ち、試供版として無償で提供している音声認識・文字起こしサービス「こえカラモジ」に、日本語を含む19カ国語からウクライナ語へ翻訳する機能を追加した。スマホで専用サイトにアクセスし、マイクで音声を吹き込んだり、音声ファイルを入力したりすると、文字に書き起こした上で、ウクライナ語の文書へ瞬時に変換して表示する。翻訳機能の追加は、ウクライナ語が初めて。

人工知能(AI)の働きで、難しい業界用語や専門用語も高い精度で翻訳でき、ウクライナ避難民が日本で就労しやすくなる。英語や中国語、韓国語などもウクライナ語に翻訳できる。有償サービスとしての音声認識・文字起こし機能の本格提供開始は未定。

日刊工業新聞2022年4月22日

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