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楽天が成功、5G×ドローンのリアルタイム損害鑑定の仕組み

楽天が成功、5G×ドローンのリアルタイム損害鑑定の仕組み

遠隔からリアルタイムに損壊箇所を確認

楽天グループと楽天損害保険(東京都新宿区)は、第5世代通信(5G)と飛行ロボット(ドローン)を用いた建物屋根部の高所損害調査のリアルタイム鑑定に成功したと発表した。人手では撮影できない位置や角度の損傷箇所を遠隔から高精細に確認できる。両社は2021年からドローンによる高所損害調査サービスを行っており、今後は5Gの活用を検討する。

実証実験は台風などで住宅の屋根が損害を受けた場合を想定して実施。東京都世田谷区の住宅地で空撮した映像を千代田区のオフィスに5Gで伝送し、鑑定人はオフィス内でリアルタイムに映像を確認しながら鑑定した。

従来はドローンで撮影した画像を送付後に鑑定していたが、ライブストリーミングで撮影と鑑定を同時に行い、鑑定結果を提出するまでの時間を短縮できる利点もある。

日刊工業新聞2022年3月17日

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