福島ロボットテストフィールドと連携、インド・ドローン連盟代表が示した考え
福島ロボットテストフィールド(RTF、福島県南相馬市)は9日、インド・ドローン連盟(DFI)と無人航空機システム分野の協力に関する連携協定を結んだと発表した(写真)。無人航空機に関する国際標準化や試験技術などの情報交換、日印両国の事業者間連携促進に向け、互いの知見や機能を活用する。鈴木真二RTF所長は「今後もいろいろな外国の機関と連携を進めたい」と述べた。
インドは国土面積が広く、飛行ロボット(ドローン)産業は黎明(れいめい)期にある。世界市場を中国が席巻する中、日本や欧米と組み、自国での機体の開発や関連産業育成を目指している。
スミット・シャーDFI代表は「農業分野だけで40万台のドローン需要が見込める」とし、購入者への補助金や操縦スクールなど支援策を充実させていく考えを示した。
日刊工業新聞2022年3月10日