パナソニック、米国で新型EV電池の工場用地取得へ
パナソニックが、米国で電気自動車(EV)用の新型リチウムイオン電池の工場用地を取得する方針を固めたことが分かった。同電池は米EV大手のテスラ向けに供給するとみられる。テスラはテキサス州オースティンに大型新工場を建設中で、本社もカリフォルニア州からテキサス州に移転した。パナソニックの用地取得はテキサス州にも近い南部オクラホマ州や中西部カンザス州を候補としているもよう。取得額は数十億円規模とみられる。
パナソニックはEV向け新型車載用リチウムイオン電池「4680」の生産設備を和歌山工場(和歌山県紀の川市)に設けることを2月28日に発表。2023年度中の新型電池量産開始に向けた技術検証を急いでいる。
日刊工業新聞2022年3月7日