3Dプリンターで作製、リチウム電池部品を成形する「超硬合金のプレス金型」の実力

名古屋大などが成功

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3Dプリンターで製作した超硬合金プレス金型(名大提供)

名古屋大学の小橋真教授と高田尚記准教授、鈴木飛鳥助教らは、旭精機工業、フジミインコーポレーテッド、あいち産業科学技術総合センターと共同で、金属3Dプリンターで超硬合金のプレス金型を作製することに成功した。冷却液の流路やセンサーを埋め込む内部構造を作り込んだ。リチウムイオン電池向けの深絞り部品の成形に提案していく。

フジミインコーポレーテッドが超硬合金の粉末を開発した。名大とあいち産業科技センターと造形条件や熱処理について最適条件を求めた。旭精機工業が金型の表面加工や品質管理の技術を開発し、深絞りプレスの金型を作製した。平板から12回のプレスで円筒部品を成形できた。

超硬合金は硬く、切削加工で複雑形状を作るのが難しい。3Dプリンターなら複雑形状を作製しやすく、冷却配管やセンサー用の内部構造を作り込める。生産しながら金型の圧力や温度を計測し、プレス機に反映できる。

愛知県の「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」で開発した。


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日刊工業新聞 2022年3月2日

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