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リッジラインズ、社長直属組織で“人”起点の変革生み出す

リッジラインズ(東京都千代田区、今井俊哉社長)は、社長直属の組織として「ダイバーシティ&インクルージョン推進室」を設立した。ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の促進によって、異なる専門性や個性を持つ多様な人材が相互に敬意を示すプロ集団として“人”起点の変革を生み出す。

2020年の創業当初から社内の各部署に所属する約50人が自ら手を挙げて参加し、D&I活動を行うワーキンググループを推進。各種制度作りや従業員向けのトレーニング、社内広報を担っている。

新設の組織では、この活動をサポートしながらD&I活動をけん引する。ワーキンググループは四つのチームで構成。ネットワーキングチームは育児を行うメンバー同士の結びつきを強化する「パパママコミュニティ」を運営する。

 

このほか、トレーニングチームはD&Iに関する理解を深めるためのトレーニングを企画。制度チームは妊娠や出産、育児において利用できる社内制度を可視化し、制度利用の支援に力を注ぐ。

 

ダイバシティー施策の一環として、22年度中に同社の女性管理職率を15%とし、さらに2年後には30%に倍増する考え。一方、男性社員の育児休暇取得率は現在、55・6%。今後は男性を含め育休取得率の一段の向上を目指す。

日刊工業新聞社2022年1月24日

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