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日野自動車が架装工場の新設で狙う効果

日野自動車が架装工場の新設で狙う効果

日野自の古河工場に新設した架装工場内の生産ライン

日野自動車は古河工場(茨城県古河市)に架装工場を新設した。従来は別箇所で架装していたが、新工場の設置でシャシから架装までを同一の敷地内で一貫生産できる体制を構築。顧客への納期を短縮できるといった効果を見込む。投資額は約80億円。新工場の建屋面積は1万5600平方メートルで、生産能力は年約6000台。稼働開始日は2022年1月6日を予定する。

新設した架装工場の事業主体は、日野自子会社で架装メーカーのトランテックス(石川県白山市)。「メーカー完成車」と呼ばれる、キャブ(運転台)・シャシから荷台の架装までを一括して企画した標準仕様のトラックを効率的に生産できるようになった。従来はシャシを古河工場で生産して、その後はトランテックスの本社工場に車両を陸送して架装していた。

併せてメーカー完成車のラインアップも拡充した。シャシとボディーの組み合わせパターンを現状比約3倍に拡大。国内で販売している大中型ウイングバンのバリエーションの約7割をメーカー完成車でカバーできるようにした。

日刊工業新聞2021年12月27日

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