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日本IBM出身の旭化成常務が抱く危機感

日本IBM出身の旭化成常務が抱く危機感

久世氏

旭化成の久世和資常務執行役員は、都内で開いたデジタル変革(DX)説明会で、「日本の素材は世界をリードしているが、デジタル化が遅れている。このままでは海外勢に追いつかれる」と危機感を語った。

同社は「共創」をキーワードにDXを推進。海外勢に対抗すると同時に、ビジネス変革で先行を狙う。例えば、社内外の多様な人材が意見交換し、共創するファシリテーション基盤「旭化成ガレージ」を導入。同基盤には発想転換に必要なデザイン思考やアジャイル開発の考えを組み込んだ。2021年に東京都港区にデジタル共創ラボ「ココカフェ」を開設。22年には宮崎県延岡市にも開く。

久世常務執行役員は日本IBMを経て、20年に旭化成に入社した。


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日刊工業新聞2021年12月17日

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