出光が「ブルーアンモニア」の海上輸送を実証した意義

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四日市製油所に到着したブルーアンモニアの輸送容器

出光興産はアラブ首長国連邦(UAE)からブルーアンモニアを日本に輸送するサプライチェーン(供給網)の実証試験を行った。国営石油会社アブダビ・ナショナル・オイル・カンパニー(ADNOC)からブルーアンモニアを購入、ISO規格で設計、製造された輸送容器を用いて海上輸送した。10月12日に現地を出港、12月9日にグループ会社の昭和四日市石油(三重県四日市市)の四日市製油所に到着しタンクに移した。

輸送したアンモニアはADNOCが生産する天然ガスを用い同国の工場で製造したもの。製造時に排出される二酸化炭素(CO2)は分離回収し、石油増進回収法(EOR)で利用している。

今回、受け入れたアンモニアは化学プラントで窒素酸化物(NOx)の脱硝に利用する。出光は2030年までに製油所、製造所を低炭素の循環型エネルギー拠点「CNXセンター」とする構想を掲げており、アンモニアのサプライチェーン構築もその一環。水素キャリアやボイラ混焼によるCO2削減など各社のアンモニア需要に応じられる体制構築を目指す。

日刊工業新聞2021年12月14日

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