世界初!川重が3万kWガスタービンで水素燃料100%の発電実証へ

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橋本社長

川崎重工業は、独電力会社のRWEジェネレーションSEと3万キロワット級ガスタービンで水素燃料100%の発電実証に向けた協議を始めた。2024年中の実証運転を目指す。同ガスタービンでの水素専焼発電は世界初という。実証には再生可能エネルギー由来の水素を利用する予定。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現に貢献していく。

独ニーダーザクセン州でRWEが運営する水素パーク、天然ガス発電所内に、川重の水素燃料対応ガスタービン「L30A」を用いたコージェネレーション(熱電併給)システムを設置。24年中に拡散燃焼器(ウェット方式)による水素と天然ガスの混焼、水素燃料100%による発電実証運転を開始する。

9日開いた水素事業説明会で橋本康彦社長は、水素事業の中長期での収益強化に向け、「モノ売りとともにコト売りを進める」と述べた。水素分野での他社との協力関係の構築を重視し、培ったノウハウなどを提供する。30年度に同事業の営業利益率15%以上を目指す方針で、水素関連のライセンス供与などを通じて稼ぐ力を高める。売上高は6月に公表した3000億円のまま据え置いた。液化水素の運搬船や受け入れ・出荷基地を中心に、25年度と比べて約3倍に増やす。

日刊工業新聞2021年12月10日

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