アストロスケールが約124億円の資金調達

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アストロスケールの実証衛星「ELSA-d(エルサディー)」のイメージ

宇宙デブリ除去衛星を開発するアストロスケールホールディングス(東京都墨田区)は、スタートアップ支援のシニフィアン(東京都港区)とみずほキャピタル(東京都千代田区)が共同運営する「THE FUND」などから約124億円を調達した。宇宙デブリ除去衛星の開発や量産に向けた施設の拡張、人材採用に充てる。

現在運用されている人工衛星は約3000基とされるが、2030年までには4万6000基の衛星が打ち上げられると予想される。今後、ますます宇宙軌道上の混雑が予想され、宇宙デブリと稼働中の衛星の接触が起こる可能性がある。アストロスケールは宇宙空間に漂うデブリを磁石などを使い捕獲し、大気圏にて熱で燃やし除去する技術を開発する。21年には宇宙デブリ除去用の実証衛星「ELSA-d(エルサディー)」を打ち上げ、ゴミを模した衛星を捕獲する実証に成功した。年内には除去衛星を自律制御し、デブリを除去する実証を行う予定。

同社は24年の宇宙デブリ除去事業の商用化を目標に掲げる。今回調達した資金を使い衛星「ELSA-M(エルサエム)」の開発だけでなく、日本やイギリスでの量産施設を拡張させる。同社は30年までにデブリ除去や衛星寿命延長などの軌道上サービスの定常化を目指す。

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