人工衛星の寿命を延ばす!イスラエルでサービス実現に向けた技術開発

アストロスケールホールディングスが新拠点

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寿命を迎えた人工衛星と結合して延命させるイメージ図(同社提供)

アストロスケールホールディングス(東京都墨田区、岡田光信最高経営責任者〈CEO〉、03・6658・8175)は3日、燃料がなくなり寿命を迎えた人工衛星を延命するサービスに着手すると発表した。英エフェクティブ・スペース・ソリューション(ESS)の技術部門の人員と知的財産を譲り受け、イスラエルにあるESSの技術部門を自社の新拠点とする。ESSが持つ衛星の延命措置の基盤技術を応用したサービス提供を目指す。

人工衛星は軌道上での姿勢制御のために燃料を積んでいる。だが燃料は約15年でなくなり、姿勢制御ができなくなった衛星は寿命を迎えスペースデブリ(宇宙ゴミ)になる。ESSでは、燃料を積んだ装置が寿命を迎えた衛星に結合し、代わりに姿勢制御をして衛星の寿命を延ばせる仕組みの基盤技術を確立。これを応用し、軌道上サービスとして提供する。

これまでアストロスケールHDは、宇宙ゴミの低減や除去策として、寿命を迎え故障した人工衛星や宇宙機の除去、衛星軌道上に存在する宇宙ゴミを除去するサービスの実現を目指し、技術開発を進めてきた。

日刊工業新聞2020年6月4日

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