「N-BOX」が5年ぶり首位陥落、21年上期の自動車販売台数トップは?
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した2021年度上期(4―9月)の車名別新車販売によると、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が前年同期比33・4%増の10万5943台で首位だった。ホンダの軽自動車「N―BOX」は上期として5年ぶりに全体の首位の座を明け渡したが、軽自動車の中では同7年連続で首位。
上期の販売台数が10万台を超えたのはヤリスだけだった。2位のN―BOXは同0・2%減の9万453台となった。3位はトヨタの小型車「ルーミー」で、同95・1%増の6万6887台と伸びた。
上位30車種のうち、15車種が前年同期の実績を割り込んだ。半導体や自動車部品の不足が響いた。
9月単月は、全体でヤリスが3カ月連続の首位だった。しかし販売台数は、前年同月比42・5%減の1万2696台と落ち込んだ。2位となったN―BOXも、同36・6%減の1万1805台と前年同月を大きく下回った。
日刊工業新聞2021年10月7日