立って乗るEV投入、トヨタが描く未来社会

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トヨタ自動車が発売した立ち乗り型EV「C+walkT」

トヨタ自動車は、立ち乗り型の電気自動車(EV)「C+walkT(シーウォークティー)」を発売した。人の腰幅程度のサイズにしたり、歩行者と横並びで会話できる移動速度にしたりと、人との一体感を重視した。高齢者らの歩行負担軽減や、業務効率向上に役立てる。公道走行は不可。空港やショッピングモールといった広大な施設で警備やツアー体験、移動支援といった用途を想定する。

サイズは長さ700ミリ×幅450ミリ×高さ1210ミリメートル。最高速度は時速6キロメートル。左右のアクセルレバー操作で発進、加減速、停止できる。満充電で14キロメートル連続走行でき、充電時間は2時間半。価格は34万1000円(消費税込み)からで、トヨタの販売店やレンタリース店で扱う。豊田鉄工(愛知県豊田市)が生産する。

その場で回転できるなど人の多い場所でも小回りがきくほか、前方の人や障害物を検知する。オプションとして、センサーが周辺の人などを検知すると音などで警告すると同時に減速する機能なども用意する。将来は公道での利用も視野に入れる。谷中壮弘グループマネージャは「モビリティーの力で、歩くことが辛くても外出し働き続けられる社会を作りたい」と意気込む。

日刊工業新聞2021年10月4日

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