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「65歳以降も働きたい」6割超える。仕事が生きがいに

日本生命保険が発表したセカンドライフに関するアンケートによると、全年代の64・5%が65歳以降も働きたいと回答した。「何歳まで働きたいか」の質問には65―69歳が36・7%でトップ。70―74歳も19・3%を占めた。公的年金制度への不信感や老後の資産形成に向けた不安が考えられるほか、高所得者層を中心に生きがいとしての仕事の継続が理由とみられる。

ゆとりあるセカンドライフに必要な1カ月当たりの生活費は単身者が平均24万7000円、夫婦の場合は平均29万3000円。現在の生活費との比較で単身者が8万6000円増、夫婦は4万5000円増となった。コロナ禍に伴う外食機会の減少など自粛生活で消費が抑えられていることが開きの大きい背景として考えられる。

調査は8月1―14日にインターネットで実施。7381人から回答を得た。

日刊工業新聞2021年9月16日

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