東芝が世界最高を達成、次世代太陽電池「ペロブスカイト」のエネルギー変換効率15.1%に

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エネルギー変換効率が世界最高の東芝のペロブスカイト太陽電池

東芝は、エネルギー変換効率が世界最高の15.1%を達成したフィルム型ペロブスカイト太陽電池を開発した。従来の自社開発品比で1ポイント向上。サイズは世界最大の703平方センチメートルを維持しながら新たな成膜法により現在主流の多結晶シリコン型と同等の変換効率を実現した。今後、大面積化と高効率化を進めて2025年に実用化の目安となる1ワット当たり15円の製造コストを目指す。

新たなペロブスカイト層の成膜法はインクと乾燥プロセス、装置を開発し、大面積の均一塗布に成功した。塗布速度も量産時に求められる5センチメートル角で毎分6メートルを実現した。その結果、塗布工程の合計時間が従来比で最大50倍以上短縮できる。今回の変換効率15.1%は他社のフィルム型製品比で約5ポイント優れているという。東芝はさらなる材料改良などで20%以上を狙う。


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日刊工業新聞2021年9月10日

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