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電力系通信会社が開業した「西日本最大級」eスポーツ総合施設の全貌

QTnet(福岡市中央区、岩崎和人社長)は、eスポーツ総合施設「チャレンジャーズパーク=写真」を福岡市中央区の商業ビル内に開業した。傘下のプロチーム「センゴクゲーミング」の拠点とし、eスポーツ文化を醸成し広げる場とする。同社によると「西日本最大級」の施設規模という。愛好家や未経験者らを幅広く集める。初年度の来場者1万人を目指す。

施設面積610平方メートル。200インチ超の画面を持つスタジアムや教育ルーム、練習ブース20席、カフェなどを置く。投資額は非公表。自社の超高速インターネット回線を引いたほか、データを優先処理することでプレーの優位性を持たせる。

プロ大会の開催やパブリックビューイング、イベント実施などを見込む。元プロ選手による初心者向け教室の開催も視野に入れる。

開業式典で岩崎社長は「eスポーツは自社とシナジーの高い領域。新たな市場をつくりたい」と力を込めた。QTnetは九州電力全額出資の通信事業子会社。

日刊工業新聞2021年8月25日

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