宇宙から帰還した「シイタケ」。菌はまだ生存している?

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宇宙に打ち上げられたものと同じ大きさの種駒(右)

森産業(群馬県桐生市、森裕美社長)が開発し、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから無人ロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に先月飛び立ったシイタケの種駒が、無事に同社に“帰還”した。今後、菌の生存を確認できた場合、菌糸体を増やして通常の種駒として生産し、年内にも原木への接種体験を計画する岩手県洋野町に送る予定だ。

東日本大震災の被災地から集めた農産物の種などをISSに打ち上げる事業「東北復興宇宙ミッション2021」に岩手県洋野町が参加。宇宙に送る記念品の一つとして、同社がシイタケの菌を培養した種駒を開発した。種駒は通常より小さい7ミリメートル四方の大きさ。プラスチック製カプセル2個に入った4個の種駒が6月4日に宇宙へ打ち上げられ、1カ月以上の宇宙滞在を経て地球に帰還した。将来は宇宙に行った農産物としてビジネス面での展開も期待されている。

日刊工業新聞2021年7月29日

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