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東海理化が実証「企業間カーシェアリング」とは?

東海理化は、スマートフォンで車の鍵を開閉できるデジタルキーを活用し、福岡市内の同じビルに入居する企業間カーシェアリングの実証実験を始めた。住友商事、住友三井オートサービス(東京都新宿区)と連携する。複数社で社有車を共有する実証実験は東海理化として初めて。実証期間は2022年3月末まで。22年度にも実用化を目指す。

住友三井オートサービスのリース満了車1台を活用する。博多管絃ビル(福岡市博多区)に入居している住友商事九州(同)と住友三井オートサービスの福岡支店(同)から計20―30人が参加する。企業間カーシェアの需要、社用車を使う企業のコスト負担軽減などの効果を検証する。

利用者は東海理化とdotD(東京都港区)が開発した予約管理システムを活用し、スマホを通じて車両の予約とカギの開閉ができる。東海理化の佐藤雅彦執行役員は「地方公共団体の公用車向けにも本サービスを提案したい」と語る。

日刊工業新聞2021年7月21日

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