優秀な研究者を6年で育成、大阪工大が新設「研究推進クラス」の教育法
大阪工業大学は2022年度から工学部機械工学科に学部と大学院の6年間で優秀な研究者の育成を目指す「研究推進クラス」を設ける。入学試験で最大16人の優秀者を選び、意向を確認の上で受け入れる。通常よりレベルの高い少人数授業や、1人の教員が1人の学生を学部入学時からマンツーマン指導する体制により世界レベルの実践的な研究人材の養成を目指す。
同クラスは大学院修了後に大学・研究機関や企業で研究開発に携わりたい学生が対象。入学時からのマンツーマン指導で研究の基礎を早期に学び、学部3年生から大学院に直結する研究活動を始める。学部4年生で大学院の科目を先取りし、余裕を持って研究活動ができる。国内外の研究留学や共同研究、インターンシップ(就業体験)を前提とし、外部との交流も促進する。
1年間の大学院授業料相当額の奨学金や、国内外の学会への参加費や旅費などの研究活動費の支給も行う。
日刊工業新聞2021年6月14日