HEV・EV時代へ一手、自動車部品メーカーが15億円投資で新工場

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コタニ(兵庫県加西市、小谷正博社長)は、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)向け部品を開発、製造する新工場(同加西市=イメージ)を2022年夏頃に稼働する予定だ。投資額は約15億円。国内11カ所目の工場。同社はリング形状の部品製造を得意としているが、HEVやEV向けにニーズがある薄肉部品製造に参入する。

新工場は平屋で延べ床面積は約3064平方メートル。2500トンプレスを1ライン導入しHEV、EV向けに厚さ5ミリメートル程度の薄肉部品を製造する。同社はベアリングやトランスミッション、ディファレンシャルなどパワートレーン向け部品の製造を行う。HEV、EV化が進めば自動車の部品構成も大幅に変化するため、新分野を開拓し安定成長を目指す。

2期工事として主力のディファレンシャルギア部品を製造する省エネラインも2―3年以内に導入予定。鍛造プレスとローリング機が連結されているラインで、従来は2度必要だった加熱を1度に減らした。二酸化炭素(CO2)削減やコスト削減に貢献し、製品の競争力を高める。省エネライン効果は他工場で確認済み。小谷正博社長は「コタニの技術とノウハウの集大成となる工場」と話す。同社では新工場の寄与などで、25年3月期に22年3月期予想比約15%増となる250億円の売上高を目指す。

日刊工業新聞2021年6月8日

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コタニ CO2削減 EV向け

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