投資額は30億円、東レが本格稼働したフィルム開発専用機がスゴい!

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ナノ積層フィルム「ピカサス」。導入した専用機では開発時間の短縮が可能

東レは三島工場(静岡県三島市)でフィルム開発専用機の本格稼働を始めた。投資額は30億円。電子デバイスや自動車をはじめとする高機能フィルムの開発力を強化する。従来の量産機を使った場合に比べ、開発スピードは3分の1から2分の1程度短縮できるという。

2020年末に導入し、これまで試運転を続けてきた。設備は、高精度ナノ(ナノは10億分の1)積層や高機能ナノコーティングなどの要素技術、多様なフィルム設計技術にも適用する。このため幅広いフィルム開発が可能。実生産機に近いマシンサイズとクリーンルーム環境を兼ね備えた設計にした。

従来の開発では設備の稼働状況や仕様によって試作プログラムや適応可能な技術に制約があり、開発サンプルの提供に時間がかかっていた。専用機では新製品コンセプトの創出から量産レベルでの生産技術確立までの開発期間を減らせる。東レでは今後、電子デバイスやディスプレー向けの高品質・高精細化を追求した新フィルムの開発や、さらなる成長が期待される自動車、エネルギー、環境・ライフイノベーション向けフィルムの開発を加速する。

日刊工業新聞2021年5月31日

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