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モデルナ製の新型コロナワクチン、国内輸送・流通で企業連携

モデルナ製の新型コロナワクチン、国内輸送・流通で企業連携

ワクチン接種に向けた企業の対応が広がっている(イメージ)

武田薬品工業は、厚生労働省が国内での製造販売を承認した米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、接種会場への流通体制を整えた。近鉄エクスプレス、日本航空(JAL)、関西エアポート(大阪府泉佐野市)、三菱倉庫、日本医薬品卸売業連合会の会員企業(40社)、メディパルホールディングス(HD)が連携し、ベルギーから日本までの輸送と国内流通を開始する。

同ワクチンはマイナス20度Cプラスマイナス5度Cの温度管理が必要。近鉄エクスプレスが欧州から日本までの国際輸送業務全般を請け負う。関西エアポートは国内の空港で、ワクチン輸送のリードタイム短縮をサポートする。

メディパルHDは大規模接種会場や地域卸の配送センターへ配送。卸売業連合会の会員企業が医療機関などに届ける。

武田薬品はモデルナ製ワクチンの国内での供給を担っている。

日刊工業新聞2021年5月24日

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