和歌山を走る観光列車「ウエストエキスプレス銀河」、オススメはラーメン?弁当?
JR西日本は、観光列車「ウエストエキスプレス銀河」について、京都―新宮(和歌山)間の「紀南コース」の運行の詳細を発表した。期間は7月16日から12月22日まで。5月14日から「日本旅行」の専用サイトで予約を受け付ける。価格は2万6800円程度から。
期間中、京都発新宮着の夜行列車と新宮発京都着の昼行列車を週2回往復し、計84本運行する。旅行中、乗客には和歌山ラーメンや海鮮、特製弁当など地元の料理が提供される。
線路と並走する海岸「王子ヶ浜」(和歌山県新宮市)付近では徐行し、乗客は車窓から景色を楽しめる。
新型コロナウイルスの感染防止対策も行う。車両内には抗菌抗ウイルス加工を施し、6―8分に1回車両内の全ての空気が入れ替わる換気システムも導入している。乗客の定員は通常より4割減らし、密にならないよう配慮する。
13日、和歌山市内で開いた記者会見で冨本直樹執行役員は「たくさんの顧客に、深い歴史と文化、豊富な観光資源に恵まれた和歌山県の紀南エリアを『銀河』で旅行してもらいたい」と話した。
日刊工業新聞2021年5月14日