消費者のアイデアをビールに、サッポロの会員制サービスが面白い

  • 0
  • 4
「ホッピンガレージ」は消費者のアイデアを基にビールを商品化する参加型サービス

サッポロビールは消費者のアイデアを基にビールを商品化する「ホッピンガレージ」を、4月から会員制サービスとして本格展開し、2021年に会員数2000人を目指す。ホッピンガレージのフラッグシップビール「ホッピンおじさんのビール」とさまざまなテイストの新作ビールを2カ月に1回、会員に届ける定期便サービスを軸に会員を拡大。若年層をターゲットに参加型のサービスを展開し、年間2万ケース(350ミリリットル缶×24本換算)の販売を目指す。

新たな会員制サービスでは、新規会員にグラスやコースター、ストーリーブックなどが入ったスターターキットを郵送。第1弾となる4月の新作ビールは、黒ビールにチェリー果汁を加えた「ナイトラリー」で、会費は24本セットが6840円、12本セットが3990円となる。

ホッピンガレージは2018年にスタートし、消費者から募ったアイデアから、サッポロが独自の技術でビールを醸造し、商品を数量限定で販売。これまでにハチミツやチョコミントなど、ユニークなテイストのビールを9商品開発。購入者は20―40代が中心で、すでにほとんどが完売となっている。

サッポロは消費者のエピソードと独自の醸造技術を掛け合わせる手法を「ストーリーブリューイング」として事業を本格化。音楽配信サービスでラジオコンテンツを配信するほか、会員限定のイベントも開催する。ビールの新たな楽しみ方を提案し、若年層の取り込みにつなげる。

日刊工業新聞2021年4月8日

キーワード
サッポロ ビール

関連する記事はこちら

特集