日立が知能ロボットシステム開発会社を買収。物流やFAでSI事業強化

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Kyoto Roboticsの知能ロボットシステム(日立の発表資料から)

日立製作所は、知能ロボットシステムを開発するベンチャーのKyoto Robotics(キョウトロボティクス、滋賀県草津市)を買収したと発表した。1日付で発行済み株式の約96%を取得し、子会社化した。買収額は明らかにしていない。日立は同買収により、物流や工場自動化(FA)の分野で、ロボットシステムインテグレーション(SI)事業を強化する。現場から経営までをデジタル技術でつなぎ、顧客事業の高度化を支援する。

物流倉庫では入出荷時の荷下ろしや荷積み作業をキョウトロボティクスの知能ロボットシステムにより自動化する。

日立インダストリアルプロダクツ(東京都千代田区)の小型無人搬送ロボット「ラックル」や搬送設備を組み合わせてライン全体を最適化する。倉庫制御システムや倉庫管理システムと連係し、現場から経営まで一貫したデータ活用を実現する。

キョウトロボティクスは立命館大学発のベンチャーで2000年に設立。画像処理技術をベースに物体を認識する「3次元ビジョン」などを開発してきた。国内で400台以上の知能ロボットシステム納入実績がある。

同日会見した日立製作所の森田和信執行役常務産業・流通ビジネスユニット最高経営責任者(CEO)は「物流や製造現場でのデジタル変革(DX)対応は重要。キョウトロボティクスの技術はグローバルで通用する。優れた企業との連携で成長を実現していきたい」と話した。

日刊工業新聞2021年4月9日

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