JALが「777」型機の退役前倒し。整備費用を削減へ
日本航空(JAL)は米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のエンジンを装備した国内線仕様ボーイング777型機について、2021年度に退役予定だった7機を20年度に前倒しで退役させた。JALはP&W製エンジンを搭載した777型機を13機保有。うち6機を20年度に、7機を21年度に順次退役させる予定だった。20年12月、同エンジンを搭載した同型機がエンジン不具合による重大インシデントが発生するなどし2月21日以降、運航を停止している。運航再開時期が未確定のため退役を前倒しし、整備費用削減につなげる。
日刊工業新聞2021年4月9日