子どもの遊びの中で数学的素養を計る、エドテックベンチャーが新事業

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子どもの数学的素養をAIで可視化するプログラムを開発実践する(「ヘンプス」のワークショップ)

プレイシップ(東京都港区、花岡愛子社長)は、幼児の数学教育の教室事業を初夏にも立ち上げる。ラボとして運営し、人工知能(AI)技術と知育玩具などを組み合わせ、子どもが遊ぶ中で数学的素養を可視化するプログラムを開発実践する。同社は2020年にAIアプリと積み木を組み合わせた「HEMPS(ヘンプス)」を発売した。積み木に限らず、子どもが夢中になる遊びの中で数学的素養を計り、育てやすい環境を整える。

プレイシップは教育とテクノロジーを組み合わせる「EdTech(エドテック)」ベンチャー。AIアプリと積み木を発売したがモノ売りからサービスに転換する。ヘンプスでは積み木の並び方から、パターンや数える、空間認識力などの数学的素養を計る。遊んだ結果から評価していた。これを並べる過程や遊びの試行錯誤のプロセスにも広げる。

「花の形に並べる」、「形を回転させる」などのプログラムを千葉大学と共同研究している。この知見で教室事業を開き、より多くの子どもへの効果を検証するラボとする。積み木以外にも遊びを用意する予定。子どもにとっては夢中になれる遊びの中で素養が計られる。親にとっては子どもの成長に気がつきやすくなる。図形の繰り返しパターンを意識した子どもは、洗濯物をたたむ手伝いが上手にできるなど、親が子どもの遊びやお手伝いを誘導できる。普段子どもと触れあう時間のとれない親のサポートになる。

日刊工業新聞2021年3月30日

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