富士通の新データ基盤が稼働、全国の大学や研究機関に計算資源を提供へ

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「PRIMERGY GX2570」次期モデル

富士通は、9大学と2研究所が共同運用する「データ活用社会創成プラットフォーム」を構築した。東京大学柏IIキャンパス総合研究棟に3月に設置、国立情報学研究所(NII)が運用する学術情報ネットワーク「SINET」と連携して全国の大学や研究機関などに計算資源やデータ収集、蓄積、解析機能を提供する。9日に稼働した。

米インテル製のスケーラブル・プロセッサー(開発コード名はスカイレイク)を2個搭載した富士通製パソコンサーバー「プライマジーCX2550」368台と、米エヌビディア製のグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)「A100テンソール・コア」を8個搭載した「同GX2570」40台などで構成し、総理論演算性能は8・5ペタフロップス(毎秒8500兆回の浮動小数点演算能力)を実現した。

加えて、データダイレクト・ネットワークス・ジャパン(東京都千代田区)製の合計27ペタバイト(ペタは1000兆)の大規模ストレージ(外部記憶装置)システムや、米ジュニパー・ネットワークスのネットワーク機器などのパートナー製品を組み合わせた。

全てのパソコンサーバーに米ヴイエムウエア製の仮想化ソフト「ヴイスフィア7」を統合することで、同時に数千のプロジェクトに対し、用途やニーズに応じて計算資源を柔軟に提供できる。

9大学と2研究所は北海道大学、東北大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、産業技術総合研究所など。

日刊工業新聞2021年3月10日

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