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「対面接客の延長」 H2Oリテイリングのウェブ決済サービスが好評だ!

「対面接客の延長」 H2Oリテイリングのウェブ決済サービスが好評だ!

リモオーダーで百貨店の商品を注文。配送や店舗受け取りができる

エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングはウェブ決済サービス「Remo Order(リモオーダー)」を活用した配送サービスを全国13店舗の百貨店で手がける。コロナ禍の営業時間短縮で来店客が減少する中、リアルとオンラインから実店舗の売り上げを伸ばす狙いだ。

リモオーダーは2020年5月に導入。ウェブ上から店頭商品を選び、電話や対話アプリケーション(応用ソフト)「LINE」を通じて注文する。店員から送られたリモオーダーのURLを通じて決済する。阪急・阪神百貨店にしかない商品を求めて全国の顧客から注文が入り、同年12月には月間受注売上高が1億円に達した。

一見、電子商取引(EC)と同じように見えるが、同社は「対面接客の延長」と位置付ける。百貨店は得意先となった顧客を大切に発展してきた歴史がある。阪急阪神百貨店オムニチャネル企画部の北尾順一ディヴィジョンマネージャーは「対人のやりとりの良さを生かしたサービスで、ECとの差別化を図りたい」と話す。

例年、大勢の買い物客で混雑する福袋やバレンタインフェアもリモオーダーを活用し、電話で注文を受け付けた。3密を避けられることに加え、各エリアの阪急・阪神百貨店による限定商品を購入できると評判は上々だ。今後は物産展もオンラインで開くなど、リアルとデジタルを融合した販売を推進する。

3月からリモオーダーで注文した商品を店頭で受け取れるサービスを始めた。配送では取り扱えなかった総菜などの食品を追加し、全国16店舗へ順次展開する。(大阪・池知恵)

日刊工業新聞2021年3月12日

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