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りそなが口座保有者向けアプリ一本化!利便性高めてダウンロード500万件へ

りそなが口座保有者向けアプリ一本化!利便性高めてダウンロード500万件へ

税金や公共料金の支払いなどアプリの機能を追加して利便性を高める

りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行は1日、2種類ある預金口座保有者用スマートフォンアプリケーション(応用ソフト)を一本化する。「りそなPayBアプリ」が持つ税金や公共料金の支払い機能を「りそなグループアプリ」に統合する。りそなPayBアプリは5月末にサービスを終える。りそなグループアプリへの一本化で顧客の利便性を高めるとともに、開発資金を集中する。

りそなグループアプリは口座の入出金明細確認や振り込みが可能で、ダウンロード実績は2月時点で約330万件。りそなPayBアプリは税金や水道、電力、ガス料金などの払込票に記載のバーコードをカメラ機能で読み取ることで、預金口座から直接支払える。

このほかりそなグループアプリの簡単な操作で、紙の通帳の発行を終えられる機能を1日に追加する。

アプリを通帳代わりにして、紙の通帳の紛失や盗難のリスクを無くせる。

1月にはアプリの明細確認で、2018年12月以降は無期限に表示できるようにした。従来は直近13カ月のみだった。確認期間延長と合わせて、無通帳化を促す。

りそな銀など3行を傘下に持つりそなホールディングスは、りそなグループアプリをデジタルとリアルの融合戦略の中核に位置付ける。ダウンロード件数は23年3月期に500万件に伸ばす計画。

日刊工業新聞2021年3月1日

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