ラストワンマイル対応狙う、住友商事「物流施設」相次ぎ開発

  • 0
  • 2
消費地に近接した物流施設として開発(ソシラ板橋)

住友商事は、物流施設「SOSiLA(ソシラ)板橋」を完成し、3月に稼働する。投資額は非公表だが、数十億円とみられる。首都圏を中心に展開する「ソシラ」シリーズとしては、初の東京23区内で取り組む施設となる。同社は同シリーズを消費地に近接したラストワンマイル(目的地までの最後の区間)対応の物流施設として今後、相次いで開発する。

完成した物流施設は都営三田線の西台駅、蓮根駅からそれぞれ徒歩で約10分、JR埼京線の浮間舟渡駅から徒歩で約16分にあり、人材確保でもメリットがあるという。

物流施設の敷地面積は約7126平方メートルで、延べ床面積は約1万5264平方メートル。鉄筋コンクリート造り、一部鉄骨造りの地上4階建て。板橋区のほか、文京区や豊島区、北区など東京城北エリアでの多頻度配送を想定する。

現在着工済み・着工予定、用地取得済みの案件も相次ぐ。埼玉県八潮市に「ソシラ八潮(仮称)」を2020年10月に着工し、22年4月の稼働を予定。神奈川県大和市ではソシラシリーズ最大規模の物流施設として「ソシラ中央林間(仮称)」を今年4月に着工、22年夏ごろの完成を目指す。千葉県においても「ソシラ柏(仮称)」(柏市)向けの開発用地を確保している。

住友商事はオフィスビル、商業施設、分譲マンションと並び、物流不動産を不動産事業の第4の柱と位置付けている。

ソシラ柏向けの開発用地を取得したことで、住商が開発する物流施設の総延べ床面積は90万平方メートル超、資産規模は2300億円超となった。

日刊工業新聞2021年2月26日

関連する記事はこちら

特集