マルカが米市場シェア10%獲得に意欲!ECMO製造で引き合い多数の射出成形機

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電動式射出成形機の立ち会い(マルカ提供)

マルカは米国市場で電動式射出成形機を拡販する。米市場では新型コロナウイルス感染症の重症患者治療に使われる心肺補助システム(ECMO)製造向けで引き合いが多い。医療部品加工用の需要増を追い風に、米市場での同成形機の販売で2021年11月期に前期比約10%増の180台を目指す。米市場のシェアで10%以上を確保する。

マルカが販売する電動式射出成形機は東洋機械金属製。20年11月期の米市場での同成形機販売実績は計162台、約47億円で市場シェアは9・9%。「ECMO向けで10億円の特需があった」(飯田邦彦マルカ副社長)。

米国では子会社のマルカ・アメリカ(ミズーリ州)を通じて中西部、東部などで販売網を敷く。医療機器製造用の射出成形機は「今期(21年11月期)も底堅い」(飯田副社長)と判断。12年に買収したエンジニアリング会社のインダストリアル・ツール(ミネソタ州)による工場内での省力化対応を含めた提案営業を強化し、同成形機の拡販を狙う。

マルカにとって米国は海外の主要市場。同成形機以外を含む米全体での売上高は、21年11月期に前期比10%増の110億円を目指す。同成形機をテコに、工作機械販売なども底上げする。飯田副社長は「米は本来期待の大きい市場で110億円は決して難しい数字ではない。コロナ禍の影響が限定的になれば(営業活動の活発化などで)上振れも想定している」と話す。

日刊工業新聞2021年2月18日

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