壁の材質や凹凸無視で高速移動する作業ロボットがスゴい!

ダブル技研が開発

  • 0
  • 3
壁面作業ロボットの試作機。リモコンで操作する

ダブル技研(神奈川県座間市、和田博社長、046・206・5611)は、村本建設(大阪市天王寺区)と共同で、ワイヤ懸架式の壁面作業ロボット「ゴクー」を開発した。壁面に沿って張った4本のワイヤケーブルを張ったり緩めたりして自由に壁面を移動する。まずはカメラや打音による検査向けで提案し、要望に応じて機能を増やす。機能を高めて今夏をめどに受注を始める。

自社開発した高所に水平方向で張ったワイヤを使い、飛ぶように動くロボットハンド「フライングキャリー」の技術を応用した。4台のウインチをリモコンで制御し、4本のワイヤの長さを変えてロボットの位置を動かす。欠陥がある場所にはペイントマークなどを付け、補修時の目安にできる。将来は壁に空いた穴やヒビを補修する機能を持たせる。

製品化に向けてロボット自体も30メートル四方の壁面を検査できるようにする。ユーザーの使用環境に応じてロボットやワイヤのサイズを変えて設計する。

一般的な壁面検査は人手の作業が多い。打音検査では移動や検査自体に時間がかかり、落下リスクもある。開発したロボットは壁の材質や凹凸に関係なく高速で動ける。ワイヤと滑車、ウインチを置くだけなので、人手の作業では必要な足場を設置する負担がない。

日刊工業新聞2021年2月16日

関連する記事はこちら

特集