家庭用電源で充電できる宅配用3輪EV登場! ブレイズが年間2万台の販売を計画
ブレイズ(名古屋市中川区、市川秀幸社長)は、宅配用3輪電動バイク「EVデリバリー=写真」を3月下旬に発売する。家庭用100ボルト電源から充電でき、航続距離は約100キロメートル。消費税抜きの価格はルーフの有無により49万8000円と53万8000円。コロナ禍で宅配サービス需要が拡大する中、飲食店などに年間2万台の販売を目指す。
同電動バイクの予約受け付けを始めた。初期生産分を3月末ごろに出荷する予定。道路交通法上の分類ではミニカーの扱いで法定速度は時速60キロメートル。荷台の最大積載量は30キログラム。着脱式のリチウムイオン電池を搭載し、満充電にかかる時間は約6時間。標準車体カラーは白、黒の2色で要望に応じたカラーにも対応する。価格は競合の電動バイクより「約3割安い」(同社)という。
同社はトレーニング機器「シックスパッド」などを手がけるMTGの子会社。2輪、3輪、4輪の電気自動車(EV)を展開し、今回で計6車種目。レジャー用車両を中心に開発してきたが、業務用車両は初めて。(名古屋)
日刊工業新聞2021年1月26日