高熱・水中の環境にも対応! カットランドジャパンが新型アームロボットを試作

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「Cara―Curi(カラクリ) MarkII」

カットランドジャパン(東京都大田区、森健一社長)は、5軸直動型伸縮アームロボット「Cara―Curi(カラクリ) MarkII=写真」の試作品を完成した。ハンド先端近くにモーターがないため、高熱下や水中などでも使用できる。今後、展示会などに出展して需要のある業界を探る。

独自のメカ機構で上下、斜め方向へのアームの伸縮や先端ハンド部の上下旋回、左右旋回を制御。土台部分に五つのモーターを集約し、ギアによる動力伝達で安定動作を実現した。モーターを作業を行う先端部から遠ざけ、鋳物など高熱環境での作業や薬品を使う作業、水に触れる作業などにも活用できる。

先端部は工具の取り付けなどカスタマイズに対応。肘関節がなく、まっすぐ伸縮するため狭い場所や細い場所での使用に適している。また6軸多関節ロボットと比べて簡単にティーチングができる。

同社は原子力発電所の廃炉作業向けに遠隔ロボを特注で設計・製作している。森社長は「廃炉作業以外にも、さまざまな業界での需要を把握したい」とする。試作品は東京・有明の東京ビッグサイトで20―22日に開催する展示会「ロボデックス」に出展する。

日刊工業新聞2021年1月20日

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