1兆円企業へのバトンを受けた大王製紙の次期社長、若林常務はどんな人?

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21年4月1日付で社長に昇格する若林頼房常務

大王製紙は22日、若林頼房常務(59)が2021年4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。佐光正義社長(65)は代表権のある会長に就く。

若林次期社長は同日、都内で会見し、「広義のプロダクトミックスをバランス良く運営することで成長のポートフォリオを形成していきたい」と意気込みを語った。若林氏は入社以来、営業や経理・財務部門を経験。今期最高売上高と最高益を見込む家庭紙事業を17年から率いる。佐光社長は「今期が第3次中期事業計画の最終年度ということで後継を譲ることにした。今後伸びていく家庭紙事業推進の中で彼は適任だ」と評価した。

【略歴】若林頼房氏 84年(昭59)慶大商卒、同年大王製紙入社。12年執行役員、17年取締役、18年常務。東京都出身。

■素顔/大王製紙社長に就任する若林頼房(わかばやし・よりふさ)氏 若手の声聞き、方向示す

佐光正義社長から次期社長の打診を受けたのは12月初旬。「長期ビジョンで掲げる数値を実行していく」と、2027年3月期連結売上高8000億―1兆円といった目標指標に向け、強い覚悟でバトンを受け取る。

佐光社長は若林頼房氏について「当社には『自ら生産したものは、自らの手で売る』という営業理念がある。営業の視点で現場を引っ張っていくという意味で一番適任だ」と評価。そして「非常に若手の声を聞いて方向感を出す。私にないものを持っている」と、若林氏のリーダーシップに期待を寄せる。

若林氏は新聞用紙の営業を担当していた自身の若手時代に触れ、「ほぼ全国の新聞印刷工場を回った。製紙業界の中で唯一、コンプリートしたのでは」と笑顔を見せる。座右の銘は明恵上人の「あるべきようわ」。「戒めの言葉として大切にしている」と話す。趣味は筋トレ。体を動かしてリフレッシュする。(山下絵梨)

日刊工業新聞2020年12月23日

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