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【動画あり】最大1500㎏の荷崩れ防止!大阪タイユーの回転包装機

大阪タイユー(大阪府箕面市)は、荷物を積んだ6輪台車を回転させながら荷崩れ防止用のフィルムを巻き付けるパレット回転機の大型タイプを2021年1月に発売する。回転テーブルの直径を同社従来機比約27%増の1400ミリメートル、最大積載荷重を同50%増の1500キログラムにした。フィルムを巻きやすくする機能も搭載。価格は189万円(消費税・運賃抜き)。初年度20台の販売を目指す。

発売するのは「マワールでんラッパー ハンドパレットトラック用MDU―W15型=写真」。15年に発売した機種を刷新し、テーブル内の鋼球数を増やすなど大型化に対応した。テーブル高さは従来機と同等で、スロープの勾配が緩やかなため台車を移動させやすい。

作業者は荷物を積んだ台車をテーブルにセットした後、テーブル横のポールに取り付けたロール状のフィルムを引き出し、台車の柱に結び付ける。足元のスイッチを踏むとテーブルが回転。回転に伴ってフィルムが自動で引き出され、台車上の荷物に巻かれていく。

ロールを手動で昇降することで、荷物の上から下までくまなくフィルムを巻き付けられる。新機種はポール部に釣り合いをとるためのカウンターウエートを内蔵し、ロールの昇降をしやすくした。物流現場ではスーパーやドラッグストアに段ボール箱の荷物を納入する際、荷崩れを防ぐフィルム巻き付けが欠かせない。ただ、台車は人の背丈ほどの高さがあり、フィルムをすべて人手で巻き付ける場合は上方の荷物ほど巻きにくく、作業者の負担となっている。

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