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造形時間が10分の1、アルテックの金属3Dプリンターがスゴい!

アルテックは17日、米デスクトップメタル(マサチューセッツ州)の中規模生産向け金属3Dプリンター「ショップシステム=写真」を発売したと発表した。金属粉に接着剤を塗布して造形するバインダージェット方式の採用により、レーザーなどの従来方式と比べて造形時間を10分の1に短縮できる。価格は約7000万円。

従来方式では遅い造形速度をカバーするために数十台の3Dプリンターで行っていた中規模の量産(100―1万個)に、新機種は1台で対応可能で、装置コストや設置スペースを削減できる。材料ごとにあらかじめ用意したパラメーター設定を使う方式により、焼結時の複雑な設定が不要となることなどから、簡便で安定した造形を実現する。

解像度が1600dpi(1インチ当たりドット)の高精細ヘッドを採用した。使用容量に応じて造形エリアを4リットル、8リットル、12リットル、16リットルから選択できる。


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