「密」を避けつつ肌カウンセリング、マクセルが新サービスを提案

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顧客自身が撮影すれば、距離を保ったまま、カウンセリングができる(利用イメージ)

“遠隔”肌カウンセリング

自分に合った化粧品やケア方法を知るために対面で肌カウンセリングを受けながら購入したいというニーズは根強い。だが、カウンセリングは「密」の状態になりやすい。マクセルは、専用の肌カメラをスマートフォンに接続して撮影すると、約1分間で肌の状態を判定するサービスを提案。美容アドバイザーが肌画像や判定結果を見ながら必要なケアなどをアドバイスするアプリケーション(応用ソフト)も提供している。

マクセルの肌カメラ「MXSC―1000」の大きさは幅25ミリ×高さ25ミリ×奥行き115ミリメートルで、重さは35グラム。利用者自身がシャッターボタンを押すと、約3秒で肌のキメ細やかさとシミの両方を一度に撮影できる。

撮影した画像データを専用のスマホアプリで解析し、「キメ」「透明度」「微シワ」「毛穴」「シミ」「美白度」の6項目を5段階で評価する。簡単なアドバイス文や、肌荒れや乾燥によるシワ、隠れシミの濃さや広がりを分かりやすいイメージ付きで表示する。顧客自身で肌を撮影すれば、ある程度の距離を保ったまま、カウンセリングができる。

撮影した画像や解析結果は、API(応用プログラムインターフェース)で外部システムと連携可能。会員制交流型サイト(SNS)やオンライン会議システムなどを活用すると、オンラインでのカウンセリングも可能となる。例えば、肌カメラを顧客にレンタルし、自宅など遠隔地から自身で撮影してもらい、その画像データを店舗側に送信してもらう。受け取った店舗は、専用アプリで分析し、その結果を、フィードバックする。結果画面を共有し、会話しながらのカウンセリングもできる。

マクセルのコンシューマ&ソリューション事業部は「カウンセリングは化粧品の付加価値になる。コロナ禍でどう顧客との接点を継続しようかと悩んでいる店舗に活用してもらいたい」と話す。化粧品店だけでなく、個人経営のサロンや美容室など向けにも拡販し、ニューノーマル(新常態)における化粧品販売を支援していく。(編集委員・松沢紗枝)

日刊工業新聞2020年12月1日

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