三井E&Sマシナリーが新規事業を開拓! 遠隔操作ロボットは新たな収入源となるか

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独企業と連携し開発中の遠隔操作ロボ

三井E&Sマシナリー(東京都中央区、高橋岳之社長、03・3544・3950)は、新規事業として遠隔操作が可能なロボットなどの開発を進める。10年後に売上高の約1割を新事業で確保する。同社は主力の舶用エンジンや港湾用クレーンで高いシェアを維持するものの、市場は成熟している。2021年3月期の売上高は前期比15・2%減の1700億円を予想。新型コロナウイルス感染症の影響も続く状況で、収益を補完する事業を育成する。

三井E&Sマシナリーは今後10年間の経営ビジョンを策定した。主力製品の市場の成長性を考慮し製品やサービスの領域を広げる。

遠隔操作ロボットはドイツのロボットメーカーと連携して開発中。人が立ち入るのが難しい場所での運用を想定している。原子力発電所の廃炉作業にも対応し、燃料デブリ(溶け落ちた核燃料)を取り出せるようにする方針だ。

また、路面下の空洞や路面のひび割れなどを人工知能(AI)で自動抽出・解析するシステムを野村総合研究所と共同開発した。新事業として20年度から順次運用する。

このほかにも新事業展開のためにマーケティング部門が顧客基盤を生かしてニーズの把握を進める。社会課題に対応する製品やサービスの投入を目指しており、主力事業に続く収益源を確保する。


ロボットメーカーも一目置く、異能の技術者集団の正体

日刊工業新聞2020年10月27日

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