NECがSaaS新会社、米投資ファンドと協業の狙い

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NECは1日、米国の投資ファンドであるビスタ・エクイティ・パートナーズ・マネージメント(テキサス州)と協業して、国内向けにSaaS(サービスとしてのソフトウエア)事業を展開する新会社「SaaSpresto(サースプレスト)」(東京都港区)を共同出資で設立したと発表した。

新会社の資本金は2700万円。出資比率はNECが51%、ビスタが49%。新会社の社長は、NECの柴田樹徳氏が出向する。ビスタ傘下のITベンダーがグローバルに展開しているSaaS型サービスを2021年1月から国内提供する予定。提供するサービスを順次増やし、今後4年間で中堅・中小企業を中心に3000ユーザー以上への提供を目指す。

ビスタは米国を中心に、60社以上のソフトウエア企業を傘下に持ち、世界中の2億以上のユーザーにさまざまなSaaS型サービスを提供している。

NECは客先のデジタル変革(DX)戦略のコンサルティングや経営・業務課題を解決する提案などを手がけており、今回は「DXへの取り組みの一つ」として推進する。米国をはじめ世界各国での知見をもとに、日本で顕在化していないニーズに対しても先行的にサービスを提供する方針。

クラウドサービスの活用が進んでいる米国では、多くの企業や団体がDXを実現する上でSaaS型サービスを活用している。新会社を通して、世界で実績を持つ業種特化型や業種共通のクラウドサービスを日本に持ち込むことで、中堅・中小企業のDXを加速するとしている。

日刊工業新聞2020年10月2日

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