バッテリー駆動のAGVから電力もらい長持ち!有線ドローンが在庫を管理する

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AGVから電力をドローンに供給する独企業の商品

ブルーイノベーション(東京都文京区、熊田貴之社長、03・6801・8781)は、飛行ロボット(ドローン)を活用した在庫管理システムで、独ドックス・イノベーション(カッセル市)と業務提携した。同社が開発した、有線ドローンと無人搬送車(AGV)を組み合わせた完全自動棚卸しシステムを、ブルーイノベーションが日本企業の物流倉庫向けにカスタマイズし展開する。2021年度に30社以上からの受注を目指す。

ドックスが開発したシステムは、バッテリー駆動のAGVから有線で電力供給を受けることで、ドローンの飛行時間を延ばしたのが特徴。物流倉庫の在庫点検でドローンを利用する場合、搭載できるバッテリー容量が限られるため飛行時間は30分程度と短いのが課題だった。これをAGVから給電することで解決。稼働時間を最長5時間まで延ばした。

完全自動棚卸しシステムでは、作業員が退社した後の夜間にドローンが倉庫内を巡回飛行し、商品や段ボール箱に貼ってあるバーコードをカメラで読み取って在庫を管理する。ドローンを搭載したAGVがあらかじめ決めた経路に沿って倉庫内を移動し、目的地に着いたらドローンを真上に飛行させてバーコードを撮影する。

在庫管理にドローンを使う場合、これまで飛行時間の短さがネックだった。広さが数千平方メートルある物流倉庫では1回の飛行では回りきれないため、エリアを分けて多数機を飛ばすか、飛行終了ごとに人手で充電作業を行う必要があった。

熊田社長は「長時間飛行できないドローンと、高い場所が見られないAGVの双方の欠点を補える」と話す。大型倉庫を複数箇所に展開する物流大手を対象に受注を狙う。

日刊工業新聞2020年9月18日

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