コールセンター業務も在宅環境でできます!クラウドサービス登場
電通国際情報サービス(ISID)は、音声基盤や顧客情報管理(CRM)などを統合したフルクラウド型のコールセンター(顧客対応窓口)ソリューションに、在宅環境でのコールセンター業務に必要な機能を追加した。仮想デスクトップ(VDI)上にコールセンター業務に必要なアプリケーション(応用ソフト)を提供し、個人のパソコン上に業務データが保存できない高信頼の環境を徹底する。複数のオペレーターや管理者向け業務支援ツールとして、ウェブ申し込み対応やチャットなどの管理ツールも提供。在宅勤務でも高信頼の環境下でコールセンター業務と同等の業務を実施できる。
管理者はモニタリングツールとクラウドを介して、オペレーター業務の常時モニタリングや、トラブル時の介入・支援、稼働状況管理などが行える。
フルクラウド型コールセンターソリューションは米アマゾンウェブサービス(AWS)のクラウド型音声基盤や米セールスフォース・ドットコムのクラウド型CRMなどを統合したソリューション。
機密性の高い顧客情報を日々取り扱うコールセンターは、徹底的なセキュリティー対策を備えたオフィス内に設置されているが、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、3密回避や労働環境の見直しが問われ、コールセンターの分散化や在宅化を検討する動きが加速している。
日刊工業新聞2020年9月15日