クボタが小型建機で米国を攻める!新工場で開発強化

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米国新工場の予定地。既存工場を居抜き活用する(クボタ提供)

クボタは2022年9月をめどに稼働する米カンザス州の小型建設機械の新工場に技術開発担当を配置する。22年4月に米ジョージア州に開設予定の研究開発拠点などとも連携し、小型建機の開発を強化する。生産・開発で現地に根ざし、北米市場の需要を的確に捉えた製品供給の基盤を構築する。

新工場は米子会社のグレートプレーンズマニュファクチュアリング(GPM、カンザス州)が運営する。蛍光灯を生産する近隣の他社工場が閉鎖するのに伴い、同工場を中古物件として取得。建屋を居抜きで活用する。掘削、整備などに使う小型建機、コンパクトトラックローダー(CTL)を23年12月期に年3000台生産する。

新工場では北米向けの小型建機を素早く供給できる生産体制を敷く。生産面だけに限定せず、人数は非公表だが技術開発担当も常駐させる。北米では新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、都市部から郊外の現場まで幅広く使える小型建機の需要は底堅い。

新工場は将来、スキッドステアローダー(SSL)と呼ばれる4輪自走式小型建機などの生産も視野に入れる。CTLやSSLは馬力帯別の品ぞろえ拡充を検討するほか、建機に取り付ける各種作業用のアタッチメントと連動させる技術開発も進める。機械事業本部長を務めるクボタの渡辺大取締役専務執行役員は「今まではほとんどが日本国内での開発だった。現地ニーズを吸い取って供給する必要がある」と話す。

日刊工業新聞2020年8月31日

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クボタ 建設機械

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