コロナ禍でも自宅で実験、京都産大が遠隔授業のキット送付

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京都産業大学は前期の授業を全てオンライン化した中、一部授業で自宅でも実践的な授業を行っている。生命科学部では実験キットを作り学生へ送付し、自宅で実験ができる環境を整えた。理学部では教員の作った実験シミュレーターでオンライン実験や、自宅へ部品を送って自宅での実験を可能にした。経営学部のゼミでは「京都航空宇宙産業ネットワーク」に参画する地元京都の企業8社と課題解決型学習に取り組んでいる。

生命科学部の実験キットは、実験に必要な材料や標本をチューブやポリ袋、遠沈管に入れて小分けし、テキストなどとともに送付。実習による学習効果を自宅でも得られるように工夫した。経営学部のゼミでは、オンライン会議システムを活用して企業へのインタビューを進めた。東京在住の専門家の参加型講習会など、対面授業では難しかった内容も盛り込めたという。

京都産大は、現段階で秋学期にはオンライン授業と対面授業の併用を予定し、ガイドライン策定に取り組んでいる。引き続きオンライン授業の重要性は高く、今後の感染状況次第で実践的なオンライン授業の需要も高まるとみられ、ノウハウの蓄積が期待される。

日刊工業新聞2020年7月30日

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