京大新総長はノーベル賞・本庶氏のパートナー!
湊長博理事・副学長が選出
京都大学は21日、総長選考会議を開き、9月末で任期満了を迎える山極寿一総長(68)の後任として湊長博理事・副学長(69)を選出した。任期は10月1日から6年間。湊氏は免疫学専門の医学博士で、2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏との共同研究でも知られる。京大での教育・研究や運営に関し豊富な経験が評価された。
同日、京大で会見した湊氏は「世の中が新型コロナウイルス感染症で大きく動く中、大学が科学をどう社会へ還元するか注目されている。研究者が可能性を発揮できる環境づくりに取り組みたい」と意気込んだ。
【略歴】湊長博氏(みなと・ながひろ)75年(昭50)京大医卒、同年京大研修医。92年教授、10年医学部長・医学研究科長、14年理事・副学長、17年プロボスト(統括責任者)を兼務。医学博士。富山県出身。
日刊工業新聞2020年7月22日