トヨタの未来を切り開いていく新会社、社名から“トヨタ”の冠を取った狙い

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「ウーブン・シティー」のデザイン(同社公式サイトより)

トヨタ自動車は28日、自動運転ソフトウエア開発会社のトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI―AD)を再編し、2021年1月に新会社を設立すると発表した。新体制への移行で、意思決定の迅速化や外部企業との連携を促進。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)関連技術や静岡県裾野市で計画する実証都市「ウーブン・シティー=完成予想図」事業を加速する。

トヨタは持ち株会社「ウーブン・プラネット・ホールディングス」を設立し、同社の傘下に事業会社2社を置く。持ち株会社の資本金は200億円。社長にはトヨタ取締役で、TRI―AD最高経営責任者(CEO)のジェームス・カフナー氏が就く。社名から“トヨタ”の冠を取ることで、外部との連携をしやすくする狙いもある。

事業会社はTRI―ADが手がける自動運転技術の開発を引き継ぐ「ウーブン・コア」と、ウーブン・シティー事業などを担う「ウーブン・アルファ」で構成。トヨタの既存領域を超えた新規事業の旗振り役となる。

トヨタの豊田章男社長は新会社について「トヨタが本当に大切に紡いできた『誰かの幸せのために』という思いを引き継ぎ、トヨタの未来を切り開いていくための会社だ」とコメントしている。

日刊工業新聞2020年7月29日

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