加工効率落とさず洗浄する小型MC、工具の寿命も2倍超に

ユーベックが発売

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独自の外部ノズルを用いてスラッジ除去する精密濾過システム

ユーベック(名古屋市千種区、植田修司社長)は、クーラント液を高圧噴射する独自の外部ノズルを用いて、切削加工で発生するスラッジを除去できる小型マシニングセンター(MC)向け精密濾過システムを発売した。切削加工の効率を落とさずに、洗浄効果を発揮する。MC単体に取り付ける場合、標準価格250万―350万円(消費税抜き)。車部品メーカーなどに年間8システムの販売を目指す。

外部ノズルの径は1ミリ―2ミリメートル。スピンドルスルーと3本の外部ノズルからクーラント液を同時に吐出。合計毎分約30―40リットル、2メガ―7メガパスカルで深穴や複雑形状加工での切りくずを除去する。切削加工後の洗浄がほぼ脱脂のみで簡素化できる。

摩擦熱が蓄積しにくく、ユーベックによると工具寿命が従来比2倍以上に延びるという。外部ノズルはMCのクーラントノズルの高圧配管を利用する。集中クーラント方式で40―50台連結した場合、MC1台当たり同100万―150万円(同)。

スラッジの除去は回収タンク底部のコンベヤーでクーラント液中の沈殿物を取り除き、円筒状カートリッジフィルターで濾過する。除去性能は20マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以上。フィルターの自動洗浄機能により、保守不要で72時間から1週間程度の自動運転もできる。


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日刊工業新聞2020年7月27日

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