DMG森精機とニコンが金属積層・計測で提携、狙いは何だ!?

 DMG森精機とニコンは7日、金属積層造形機の販売と計測・カメラ技術の供与で業務提携することに基本合意したと発表した。ニコンの金属積層造形機をDMG森精機が世界販売する。一方、ニコンはDMG森精機に対し、工作機械に適用する計測関連の技術を提供する。来春の正式合意と協業開始を目指す。

 ニコンが開発し、DMG森精機が販売するのは「レーザーマイスター100A」で、レーザーを使って造形や肉盛り、研磨などができる。ニコンは価格3000万円(消費税抜き)で4月に発売した。工作機械世界最大手の販売力を期待し、提携した。DMG森精機も金属積層造形機を製品に持つが、ニコン機とは造形寸法が異なり競合しない。

 一方、DMG森精機はニコンから計測に関連する技術を受け入れる。工作機械を使った加工は高精度化や自動化、生産性向上の要求が強まっており、これらをかなえる計測技術の重要度が増している。

 ニコンは2021年度までの中期経営計画で、既存のレーザーや光学技術を生かせる加工機事業の立ち上げ、育成を目指している。

<関連記事>
金属積層造形の技術はここまで進化している!

トヨタのモータースポーツと工作機械、幸福な関係

日刊工業新聞2019年11月8日

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。